1959年まで、日本代表チームの監督をされた
竹腰重丸さんから私は多くのことを指導された。
大学生時代、CBとして自分のポジショニングが悪いために
相手のCFにやられたんだと反省していたケースが多く、
竹腰監督にポジショニングについて教えを求めた。
「三村が同じ位置にいても、次の展開をどう予測して
いるかだ。前をねらっているのか、それとも後ろなのか。
CFの真横にポジションしていても、裏へのスルーパスを
読み切れていた時はやられないだろう。ましてや、
その時2対1の厳しい状況にされそうなのか、あるいは
1対1で積極的にボールを奪いに行ける状況では、プレーは
全然違ってくる。その時、どこにポジションしているかと
いうこと以上に、何を狙っているかだと思いなさい」と。
ブラジルでのワールドカップのゲームにおいても、
カウンターアタックでCFへの長い縦パス一本からの
失点が意外なほどあった。
タイミングと精度の高いパス、そしてCFの攻撃能力の
高さだけが生んだ得点とは思えない。
CBのその時の集中力の問題と、
守備の狙いが間違ったと思われる。
外国人の日本代表監督となったハンス・オフトさんが
国立グラウンドで南米選抜チームとのゲームを
一緒に観戦していた時に、私は言われた。
「君がユース年代の選手の育成に携わっているのなら、
17歳、18歳までには
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